床材のカラーリングについて

注文住宅を建てるにあたって室内の雰囲気をどうするか、大雑把な印象を頭に浮かべました。それらは床材(天然木やフローリング、うちの場合はフローリングです)の色によって大きく変わってくると思います。基本的には白やベージュを基調とした柔らかいイメージにするか、茶や黒を使ったシックなイメージにするかです。私の家族は「汚れが目立たないようにするためには黒っぽい色の床がいい。でも清潔感がある白っぽい床もいい。」との事でした。そういうわけで半ば実験的ですが一階部分の床をベージュ調の色に、二階部分の床を焦げ茶調の色にしました。結論から言うと新築からまだ一年の家なので汚れはあまりつかず、どちらも変わりありませんでした。しかし何か物を落としたとか細かい傷などになってくると明らかに濃い色の床の方が白傷が目立ちました。小傷程度ならば市販の床用ペンシルで補修できるのですが、やはりできる事ならば自然の状態かつ傷も見えにくいほうが良いです。5年10年と使っていくとどう劣化していくかはまだわかりませんが、現時点では薄いベージュ調の床の方が綺麗さを保っています。ちなみに階段のカラーデザインを決めるにいたっては即決した部分があります。階段の「蹴込板(床と垂直になっている部分)」は暗い色にしたほうが良いと、ハウスメーカーの営業さんの談です。というのは、床板(踏板)を暗い色にして蹴込板を白い色にすると欧風でとてもお洒落に見えるのですが、使っていくうちに足やスリッパの先端部がすれる蹴込板は段々と黒ずんでいき、とても汚らしく見えるらしいです。床と垂直になっている部分でもあるのでそういった汚れは来客時などにも目についてしまいます。こういった階段においても床においてもデザインをとるか機能性をとるか、はたまたどちらも追及した究極のカラーリングを見つけるか、調べて考えてみると案外面白いかもしれません。