注文住宅は意外に大変

1.まずはマイホーム
家に関しては、子供の頃とても嫌な思いをして来ました。我が家は貧しい家庭で、当時トタン屋根とか瓦屋根に近所の家は、どんどん直して行きました。小学生の頃、友達に遊びにきたいと言われました。
しかし、子供ながらに、麦わら屋根をみられたくないの思いが強く、とうとう嘘を言い断ってしまいました。そのくせ、自分は友達の家に遊びに行っていて、自分勝手な人でした。

2.このマンションを自己資金に
25歳で結婚し、26歳で長女が生まれました。その1年11ヶ月後、長男が生まれました。子供の成長とともに二間のアパートでは狭く、公団や市営住宅を見つけていました。しかし、テレビや親の話しを聞いていると、借りているのはお金を捨てている様なものだという、話しがインパクトが強く、家は買うものみたいな意識に変わっていきました。そんな時、郵便ポストにマンションのチラシが入っていました。妻に相談した所見に行くというので、不動産会社に電話し、物件を見せてもらいました。ベランダがとても広く、築14年と少し古いですが、妻に押し切られ購入しました。私的にはいきなり、一戸建てより、中古マンションを購入し、それを売り頭金にするという考えがあり、了承した訳ですが、後にバブルがはじけるとは予想外でした。約8年そのマンションに住み、子供の成長もあり、新聞をみていたら、またとなりますが、住んでいる近くに一戸建ての売り物件がありました。妻を説得し物件の確認にいきました。ですが、更地になっていて、不動産会社に聞いたら、建築条件付き売地だそうで、数日悩みましたが、購入を決めました。それからが大変でした。設計士との打ち合わせは5回位あったでしょうか。間取り、コンセントの位置、数、壁紙の模様、など言ったらきりがありません。注文住宅は面倒だなとつくづく思いました。

打ち合わせ中は細かい部分まで決めることが多く大変でしたが、いざ自分たちで決めたマイホームに住んでみると間取りやコンセントの位置や数はほんとに使いやすくて便利でした。思い返すと当時は面倒だなと思っていましたが、そのころは家族との会話も増えて楽しかった記憶がおります。大変な家づくりでしたがいい思い出になりました。