私は自分でデザインを試行錯誤して造った一戸建てが欲しいと心から思っていたので、若い時から資金を貯めていました。仕事が順調なおかげで資金の準備ができたことと、家族が増えたことをきっかけに一戸建てを造る計画を立てました。土地を探したり建設会社を決めるなど悩むことはたくさんあったのですが、新築の注文住宅で家族が幸せそうに暮らせているから一戸建てを建てたことは正解でした。
私は土地を用意するためにかかる費用をケチらないことに決めていました。条件が良くて広い土地を買うためには多くの資金がいるのですが、理想の一戸建てにするためには最高の土地が必要と考えていました。だから、仕事が休みの日にマイカーで土地の見学に何度も行って、治安や周辺環境を調べてから土地を決めました。どんな家に住みたいのかを家族に聞いてから仕様を決めるなどみんなで相談しながら家づくりをした経験は面白かったです。
家造りを家族で頑張ったおかげで家族の絆が以前よりもかなり強くなったと実感しました。家造りの流れや一戸建てを建てるための費用はいくらかかるかなどを友人や親戚に聞いて知識を深めました。私は交通の便があまり良くなくてもいいから静かなエリアにこだわって建てたいと思っていました。コストを低くしたいという思いはもちろんありましたが、建物にこだわりたいという気持ちが強かったのでなるべく妥協しないで内装と外装をデザインしました。私がどうしても欲しかったのが自宅で仕事をしたり読書をするための書斎でした。静かに集中できる書斎にするために防音壁を設置することにしました。その結果、落ち着いて過ごせる6畳ほどの書斎になったので満足しました。マンション暮らしの時は部屋の数が少なかったので二人の子供は一つの部屋で過ごしていました。子供部屋が一つだと不便だと思ったので、新しい一戸建てでは子ども部屋を2つ造ったところ、自分の部屋を持てることに子供は喜んでいたので良かったです。