一戸建てを建てるのであれば、庭のある家にしたいと考える人も多いでしょう。庭があれば、ガーデニングや家庭菜園などの趣味を持つことができます。さらに、植える樹木によっては、四季折々に変わる景色を楽しめるというメリットも生まれます。ただ、庭付きの家はメリットしかない訳ではありません。庭を造る前には、デメリットも知っておくことが大切です。
庭付きの家にするデメリットが、家の広さに影響を与えることです。元々ある土地に家を建てる場合、庭の分建物に使える土地が少なくなってしまいます。新たに土地を購入して家を建てる場合は、庭を造る余裕がある広さを選ばなければいけないため、土地代が高くなる可能性があります。
面積や予算に問題がなくても、庭に樹木を植えた場合は、手入れが必要となってきます。樹木は水をやるなど簡単な手入れだけで良いと考える人もいますが、植物は成長によってその形を変えていくものです。成長した樹木をそのまま放置していると、庭の雰囲気を損ねるだけでなく、樹木が目隠しの役割をするため空き巣が入りやすい家となってしまいます。成長の仕方によっては、隣接している家の敷地に枝が伸び、トラブルとなってしまうことも珍しくありません。
そして、意外と大変なことが落ち葉などの掃除です。植える樹木の種類によっては、大量の落ち葉に悩まされることも少なくありません。定期的に庭の手入れをするための費用を用意しておけるのであれば、こだわりの庭を造るのも良いでしょう。ただ、手入れの手間や費用を考えると大変と感じるのであれば、無理に庭を造らない方が良いこともあります。
もしくは、手入れが簡単な低木などを活用して庭を造るという方法も有効です。樹木は目隠しになる低木を必要最低限、それ以外のスペースは人工芝とコンクリートなどにしておけば庭の手入れに追われる心配もなくなるでしょう。
庭付きの家にしたい時は、住み始めた後の手入れのことまでしっかり考えておくことがおすすめです。